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木曜日の公演

木曜日の一押し舞踊は、クラマ・デサ・サンバハンのケチャ&ファイヤーダンス。 バリ島・ウブド王宮を約200メートルほど北に向かった、バトゥ・カル・ウブド寺院で公演される。この舞踊団の特徴はなんといっても規模の大きさ。サンバハン村が開催するこのケチャダンスは、多いときは100人以上もの村人がダンサーとして参加する。ケチャダンスは男達の声が唯一の音楽で、楽器は一切使わない。そのため、ダンサーの数が多いほど、地面を揺るがすような力強い合唱を楽しむ事ができる。上半身裸の姿に腰布を着けた男達は、オーケストラと舞台演出の2つの役割を果たしている。円陣を組んで座り、声を出し、体を揺らし、手を叩き、横になったりとパフォーマンスをしながら、その円の中で物語が進んでいく。

ケチャックダンスの物語は古代インド叔事詩『ラーマーヤナ』をベースにした愛の物語。美しさゆえに魔王にさらわれた妻シータを、弟ラクスマナや猿の将軍ハヌマンらと共に、ラーマ王子が救い出すというストーリーだ。王女や王子に扮する美しい踊り手も見どころだが、暗闇の中にこだまする幻想的な声のガムランは、ストーリーよりも強烈な印象を与えるだろう。